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100年前の重箱。
上に棲む爺さんからの頂き物。
本漆塗りの綺麗な朱色の重箱だ。
黒米と麦飯を一緒に炊くと朱色のご飯が炊き上がる。
赤紫蘇で染めた真っ赤な梅干しと、色んな種類の豆の炊きあわせで彩り、
春に採れた山菜をおかずに。
爺さんの若い頃、畑仕事に持って行ったお弁当だ。
今のようにボリュームたっぷりの油が主役の、濃い味付けのものではない。
昔はご馳走だった日本のおせち料理さえ、喜んで食べれる人も少なくなった。
おせちの中身自体が今風になってしまった。
底力の力が変わったのかもしれない。
嫌がる子供におせちを食べろとは言わないが、チンしてすぐに食べれるものから力が貰えるとは思わない。
毎日が、玄米と漬物と味噌汁に青野菜のおひたしなら偶に出てくる甘く煮た黒豆やゴマメはご馳走になるんだろうな。
毎日、ハレの日の献立を考える。のか・?
ご馳走に喜ぶ子供の笑顔と引き換えに、私達は何かとても大切なものを失くしているように思うのは私だけかな?
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