×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
うちには、各自の部屋というものがない。
作るのが面倒だった。なんせ机だけでも4つ必要になる。
だから、ひとつの机で勉強している。
姉が妹に教え、妹が姉に教え宿題が終わると各自、趣味の世界に没頭する。
手芸好きの2番目は最近、妖怪や精霊ぽいものを作るのに嵌っている。
最近の妖怪はこの子。
私達が大好きな場所のひとつに、「小さな木」と言う森の家がある。
最近、遊びに行って聞いたお話し。
「この村の橋のたもとに「めんぬり」と言う妖怪が昔はいたのよ」と。
夕方が夜に閉じる瞬間にこの辺を散歩すると、「めんぬり」に後ろから
目隠しされ一瞬目の前が真っ黒になる。技。を使うらしい。(笑)
なんて、可愛いんだーー。と思うのは私だけで、子供達は話を聞いて固まってしまった。
で、次女の想像した「めんぬり」の出来上がり。
話を聞いてイメージし形にすると、色んな「めんぬり」が登場するんだろうな。
心地いい薄暗さがあった昔は、本当にいた妖怪達も、家も日本家屋から住みやすい便利な家へと変わり、部屋の隅々まで明るく照らし「めんぬり」もいつの間にかいなくなった。
そして、残念な事に、今の子達にとって「闇」は怖いものになってしまった。
今、手直ししている山小屋には、「座敷わらし」にも住んでもらいたいので薄暗くほのかに明るい最高のポジションがあるのでそこを棲家にしてもらおうと会議で決まった。(笑)
快適と便利は人間だけが必要以上に求めたものだ。
その代償の大きさを「今」日本で暮らしている私達が気づかず「誰」が気づくんだ?
PR
この記事にコメントする