安心

朝のテレビでは、ダルビッシュと夫人の「気になる養育費」の話題。
それは、ダルビッシュと夫人の問題なのでどうでもいいのですが。

私達、皆に関わる福島原発２号機では、水と核燃料が行方不明だと発表されました。
そして、１月１４日には大阪湾海底土壌からセシウム９．６８６ベクレル
ストロンチウム９０も検出されました。

３．１１から１０ヶ月。
瓦礫はばら撒かれ、食品は汚染され、真実は隠される。

日本で住んでいる私達は、福島から離れてることで小さな安心を得て、
テレビをつけてもうひとつ安心する。
世界から見れば、日本から離れていることで安心を得る。

それでも現実は、ハワイ州ヒロの牛乳からストロンチウムを検出。
さらにカリフォルニア、アイダホ、ミネソタの雨水からヨード、セシウム、テルリウムの検出。
アジアの韓国、中国、ドイツ、フランスなどでも空気中に放射性物質が検出。
検出できたのは核監視施設のある国だけで施設のない国では検出方法すら分からない。

政府が飛散を認めないストロンチウム９０の危険度はセシウムの３００倍福島原発から毎時１０億ベクレル１日２４０億ベクレル放出された事実。

そして、放射能第２次被爆が始まっている。
放射性物質が「何か」に乗って全国に拡散している。

政府は知っている。
去年の３．１５に東京でチェルノブイリの何百倍もの放射性物質が検出されたことを。
年間２０ミリシーベルトではなく１０ミリシーベルトで癌が増加することも、子供には内部被爆が外部被爆の数万倍の影響があることを。
日本で暮らす以上放射能汚染食品を１００％避けることはできない。
原発から放出された放射性物質は何百年も生きるが、人間は向かって戦っても絶滅するだけ。

唯一、生き延びる方法は不死身の放射性物質を避けること。
しかし避けるためには今起こってることや、隠されてること、これから起こることを「知る」べきで。
知ったうえで対処していかないと作戦は成功しない。

私は、自分が死ぬことに恐怖はない。
幾人かの大好きな人は先にあちらの世界に逝っているし、命はいつかは終わるものだということも知っている。
でも、後に残る子供達の未来まで奪うこのシステムが許せない。
命はひとつだけど選択肢はひとつではない。
放射能に恐怖もない。
この日本の日常が何より恐怖だと思う。
我が子は親しか守れない。
私の目的は子供を守ることで私の信じる道はそれ以外にないと思っている。